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五重塔 念佛宗

念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 五重塔 概要

高さ32.7m(基壇、棟飾り込)
初重の柱間5.45m
日本古来の伝統的造形の総木造の五重塔。

軒裏の扇垂木は149点の彫刻をもって荘厳され、大韓民国、重要無形文化財・李萬奉師、及び直弟子洪昌源師による韓国古来の伝統的丹青技法の彩色が全面に施されている。

内部の柱を龍が抱き、佛法護持を象徴し、塔上に聳える五重塔のシンボルである全高10メートルの相輪は、火炎を象った宝珠、青海波の紋様を用いた龍舎、四匹の龍と四枝の法相華を透彫りにした水煙、「唐草に宗紋」をテーマとした露盤など、独自の造形に荘厳された念佛宗式相輪である。
水煙の龍が天上界より天下り、五濁悪世に悩み苦しむ群萌を汚れなき佛界へと導く様を表している。


三国伝来の佛教文化の結集 念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 五重塔
五重塔は元々、佛舎利を納める塔として、天竺から伝えられたもの。当初はレンガ、石などで造られていたものが、中国や韓国に伝わる過程で、木造に変化していった。
日本最古のものは、千三百年前に建立された法隆寺の五重塔。以後、その時代時代の最新工法を取り込みながら、全国各地で数々の塔が建てられ、数世紀という歳月をかけて、じっくりと「和様化」が醸成(じょうせい)され、日本が世界に誇る伝統建築となってきた。
念佛宗(念仏宗)無量寿寺「佛教之王堂」の五重塔は、高さ32.7メートル、内陣には、中国人間国宝 佘國平佛師制作の釈迦涅槃像を祀り、149点の彫刻で荘厳され、韓国古来の丹青(たんせい)技法による極彩色(ごくさいしき)が全面に施されるなど、まさに三国伝来の佛教文化がここに開花している。

伝統の日本建築
古来、地震で五重塔が倒れたという報告はなく、高層で細身の木塔が、地震に強い理由が研究されている。
その理由は未だ不明であるが、宮大工の言い伝えに、「木を買わず、山を買え」といい、木を個別に捉えるのではなく、山という大きな調和の中で捉えるべきことや、「最後の宮大工」と称される、西岡常一氏が先人から授かった口伝に、「佛法知らずして、塔伽藍を論ずべからず」というものがある。
千年にわたる日本の伝統建築の奥深さを窺わせる伝承といえる。

塔上に聳(そび)える相輪(そうりん)
塔上に聳える五重塔のシンボルたる全高十メートルの相輪は、火炎を象った(かたどった)宝珠(ほうじゅ)、青海波(せいがいは)の文様を用いた龍車、四匹の龍と四肢の宝相華を透かし彫にした念佛宗(念仏宗)式様式。水煙の龍が天上界より下り、五濁悪世(ごじょくあくせ)に悩み苦しむ群萌(ぐんもう)を、汚れなく佛界へと導く様子を表している。

※念佛宗(念仏宗)無量寿寺式 水煙
水煙の中に独自の阿吽の龍と宝相華が透かし彫りにされ、その上に龍車と宝珠が順に配されている。

念佛宗(念仏宗)無量寿寺 五重塔 桟唐戸
紋様の随所に最高の真理の象徴「法輪」があしらわれている。

念佛宗(念仏宗)無量寿寺 五重塔 彩色
極彩色は元々は高句麗・百済、朝鮮半島で栄えた美術。今から1400 年前、佛教と一緒に日本へと伝わってきた。
奈良の法隆寺なども、職人が海を越えて来日して塗られた。それが、時代を経ていく内に、宇治平等院などいわゆる日本人好みの色遣いへと変わっていく。
念佛宗(念仏宗)無量寿寺の五重塔では、各階のあらゆる蟇股に、丹精込めて描かれた花鳥図がある。
五重塔の内部の天井画をはじめ、鳳凰や龍をあしらった紋様が、多重構造をなして、見る者を惹き込むように魅了する。

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