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五重塔 外部彩色 念佛宗

韓国王朝に一千四百年の長きにわたり伝えられてきた伝統の技法
念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂では、
 韓国式を基本にしながら、日本、中国の佛教美術を融合発展させた新しい彩色芸術が生まれた


李萬奉師
 大韓民国 重要無形文化財(人間国宝)

韓国伝来の丹青技法
「丹青」とは、鉱物から取り出した五色(青、赤、黄、白、黒)を主に用いて様々な紋様(もんよう)や絵を描いたもので、韓国の伝統文化として独自に発展した彩色技法。
その色鮮やかな装飾は世界でも類を見ない。
この五重塔における彩色は、韓国様式を基本としながらも、韓国とは異なる日本建築の木面面積に合わせるため、独自に調整されている。
それにより、双方の彩色の融合をもたらし、従来にない独特の紋様を生み出した。
伽藍を見る角度により、新しい色の発見もある。

五 重 塔・内部外部・平成18年10月〜

各棟の極彩色 作業工程
①必要に応じて彩色部分の実測・原寸図作成
②デザイン画決定
③デザイン画から型紙作成
④地色付け
⑤型紙から木部へ転写
⑥塗装
⑦トップコート塗布(五重塔のみ)

各棟の極彩色 特徴
彩色は十三世紀以降、韓国と日本でそれぞれ独自の発展をしてきた。

韓国:青(緑)色が基調になることが多く、蓮や虹の図案
日本:赤色が基調で草花文様が多い


五重塔:基本パターンは韓国式であるが、垂木サイズが異なるために日本式のサイズにアレンジした。韓国と日本様式の融合がおこった。
聖徳太子殿:日本式文様が基本
山門:日本式文様が基本
奥の院

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